「さようなら。」 3人を乗せた高級車は、暗闇の中に消えていく。 『またな』 最後にそう言った月島さん。 もう会うことはないって分かっているけど、また会いたいと思う自分もいる。 最後にあんな笑顔見せるから、また笑ってほしいと願ってしまう。 キュウッとなる心臓を抑えながら、私は家に帰った。 その後、佑と昴兄にこっぴどく叱られた事は 言うまでもない。