コンビニの駐車場に車を止めて、車内を出た。


朝比奈さんが助手席の窓を開けてくれたから、私はそこからお礼を言う。










「あの、お世話になりました。」






「こちらこそ、ごめんね。

雄大が迷惑かけて。」










朝比奈さんは悪くないのに、雄大の代わりに謝れるなんて…さすが大人だ。










「そうだ、結衣ちゃん。

もし制服に汚れが残ってたら、ここに電話して?」








電話番号が書かれた紙を渡される。









「いや、いいですよ。

そこまで気を使わないでください。」









こんなにピカピカにして貰ったのに、さすがにそこまでさせるのは申し訳ない。