お見合いから3ヶ月の月日が経った。

暑かったあの季節はもう終わりを告げて、もうすっかり風は冷たくなり…


禅くんたちと離れてから、もうすぐ1年が経とうとしていた。




…だけど、以前とは違う。


約束したから…。

必ず禅くんの元に戻るって。









「結衣、ずいぶん髪の毛伸びたね。

切らないの?」







無造作に下ろした私の髪の毛を弄ぶ凛華。

しばらく伸ばしっぱなしな私の髪の毛は、もう背中あたりまで伸びていた。









「私、短いの似合わないんだよね。」





「えー、そうかなぁ?

似合うと思うけどな?」






「いや、それが壊滅的に似合わないの。

それにこのくらい長い方が、重みで癖が直るから楽なんだよね。」








中途半端な長さに切ったら、髪の毛が広がっちゃうんだよな…