「俺は…お前がいないと生きていけねぇ…」 「うん…」 「…何も解決してない状況で傍にいても、お前を苦しめるだけだってわかってる。」 悲しそうに歪んだ彼の表情が、切なくて…苦しくて… 涙で視界が歪む。 「それでも…… お前が愛しくてたまらねぇよ…」 彼は静かにそう呟いた。 …あぁ、もうだめだ。 あんなにも我慢したのに… 会いたくてどうしようもない時も、切なくて泣いてしまう夜もあった… だけどその度に、昴兄や佑の笑顔を思い出して、自分に言い聞かせてきたのに。