今までこの気持ちを自分の中で留めて、押し殺してきたけど…

日に日に想いは強くなる一方で…


結局さっきみたいに結衣を傷つけて、泣かせることになって…









「家で話すのは気が引ける。

久々に倉庫に来いよ。…総長室で話そう。」








どうせもう、兄貴には知られてることだ。

とことん想いを打ち明かして、とことん話を聞いてもらおう。



…そうでもしないと、俺の心が限界だった。

本当はずっと、誰かに打ち明けることで楽になりたかったのかもしれない。





大丈夫…。


兄貴ならきっと、受け止めてくれる。

そして的確に導いてくれるはずだ。