「…どういうこと? 落ち着いて説明して?」 『…俺もよくわかんないっす!! 今さっき下のやつらから情報が回ってきて… … あ、〇△病院に搬送されたらしいっす!』 達生も今話を聞いて、慌てて俺に電話してきたらしい。 「…わかった。 ありがとう、達生。」 それだけ言って、震える指で通話を終了する。 「雄大、聞いてたよね?」 「あぁ。〇△病院な。 …久しぶりに飛ばすか。」 「そうだね。」 二人で急いで家を出て、しばらく眠っていたバイクに跨った。 禅、無事でいてくれ…