彼が何度か前後の動きを繰り返すうちに、最初に感じた激痛は徐々に甘い痛みに変わって…。
今まで感じたことのない不思議な感覚。
私の中で禅くんが脈打ってる…。
今…禅くんとひとつになってる…。
好きな人と繋がるのが、こんなにも幸せな事だなんて知らなかった。
「…ん…ふっ………あぁッ……」
私の中で禅くんが動く度に、どんどん気持ちが昂っていく。
もう、声なんて押さえられない。
「…ぜ…く……禅くんっ……」
激しく動く彼に必死でしがみついた。
「…ぁっ……ンッ…」
「結衣……ッ…
…………愛してる…。」



