This Is Love Story











「大丈夫か?怖くなった?」









心配そうにそう尋ねる彼に、私はぶんぶんと首を横に振る。









「禅くん…私、慣れてないし…

…上手に出来ないよ?」






「慣れてたら逆に嫌なんだけど…。」










私のどうでもいい申告に軽く笑って、彼は優しく抱き締め返してくれる。










「私…胸も大きくないし…」





「俺は雄大と違って巨乳好きじゃねぇ。」










過去の彼女に勝手に嫉妬して、不慣れな自分と彼を比べて不安になって…

…面倒な奴だなって、自分でも思う。



そんな私の言葉にも、優しく頭を撫でながらひとつひとつ丁寧に答えてくれる禅くん。