私がそう言ったのを合図に、彼は私をそっとベットに押し倒した。
私の上に跨って、優しいキスを落とす彼。
どんどん深くなるキスに酔いしれて、必死で彼にしがみついた。
「結衣…怖くないか?」
怖くない…なんて言ったら嘘になるけど…
それ以上に幸せだった。
「禅くんだから、怖くない…けど…
私…初めてだから…。
…優しくしてください…。」
様子を伺うように彼の方を見ると、何故かほんのり顔を赤らめていた。
「禅くん…?」
「…あぁ。出来るだけ優しくする。」
安心させるように、私の髪を優しく撫でる。
その優しい笑顔に胸がキュンと高鳴った。



