…はい。またまたカッチーーーン。 …こやつ、もう許してやらん。 「コーラ男!そこに直れ!」 私が雄大に回し蹴りを食らわせてやろうと構えたその時… ───────グイッ 不意に禅くんに腕を引かれて、奥の部屋まで連れていかれる。 え…?えええ? 急な出来事に混乱しつつも、私の腕を引くひんやり冷たい彼の手にときめいていた。 部屋に入ると禅くんはすぐにドアの鍵をかけて、私を壁際に追いやった。 私の背中は壁に当たり、顔の横には彼の手が置かれている。