This Is Love Story












「きゃあっ!?」








まるで荷物を肩に担ぐような抱き方。


私よりも随分背が高い彼。

その肩に担がれると目線が一気に高くなる。










「ちょっ…あの!降ろして下さい!」








彼は私の言葉を無視して、どんどん歩みを進める。

ひんやり冷たい彼の手が、服越しに私の足に触れて恥ずかしい。




助けてもらえたと思ったのに…。

もしかして、今度はこの人の餌食に…!?




確かに、この人すごくかっこいいけど…


…いやいや!人間顔がすべてじゃない!!

初めては絶対好きな人とするんだ!