─────あの日……文化祭の日。 何も考えられない頭でふらふら家に帰ると、佑が私の部屋で待っていた。 佑が勝手に部屋に入ってくるのはいつもの事だったけど… あの日はあんな会話を聞いた後だったこともあって、なんだか少し気まずかった。 不自然に目を逸らす私に対して、佑は真剣な顔つきで… 「俺達の敵の事で話しておきたいことがある」 …と切り出して話し始めた。 その内容は、昴兄達は『覇王』というグループに所属しているという事。 覇王は『龍王』というグループと敵対している事。