───────── 今日は立ち入り禁止のはずの校舎に、ポツリと明るい多目的室。 「ほらな、やっぱり電気ついてるだろ? 俺の言った通りだ!」 「結衣ー!」 エリは得意気な顔をする賢を無視して、勢いよく多目的室の扉を開ける。 おいおい…。 いくらなんでもいきなり開けるのは… そんなこと、今更思っても仕方がない。 既に大きく開け放たれたドア。 そこに居たのは、結衣……… ではなく、三人の男だった。 見るからにこの学校の生徒じゃない。 なんで外部の人間がここにいる…?