私が一人で困っていると、突然前から卒業生らしき男二人に話しかけられた。
「うわ、可愛いアリスちゃん発見!」
「なんで一人でいるの?俺らと遊ぶ?」
うわー、最悪。
さらに困ったことになりました。
こういう軽いノリの人って一番苦手なのに。
なんか、あの裏路地でのことを思い出すな…
「…連れがいるので。」
こんな時は逃げるが勝ち!!
そのまま男達の横を通って禅くんたちのほうに逃げようとするけど…
そう簡単にも逃げられるはずもなく、ガシッと腕を掴まれてしまう。
「ちょっと待ってよ〜。」
「アリスちゃーん。
俺らと遊んでくれないのー?」



