「結衣、ちょっと離れろ。」 「いやぁー…。」 とろんとした目で俺の胸に擦り寄る結衣。 あー、くそ。…押し倒してぇ……。 ここじゃなかったら、確実に襲ってた。 結衣の前では余裕ぶってるけど、男の頭の中なんて煩悩しかない。 それを知らないこいつは純粋すぎる。 だから知らない男に犯されそうになるんだ。 再会したあの日もそうだった。 知らない男に裏路地に連れ込まれて、襲われかけて……。