夏休みも終わって、禅くんとの交際も3ヶ月が経った9月下旬のとある土曜日。 今日は朝からソワソワしている倉庫内。 「…ねえ、今日って何かあるの?」 私を脚の間に座らせて、何やら私の髪の毛を いじっている彼に聞くけど、返事がない。 「おーい、禅くん?」 「……。」 「禅きゅーん?」 「……。」 「禅ちゃん、好き。」 「やめろ。」