「凛華〜。ごめん!! 今度アイス奢るから許して…。」 本当に申し訳なさそうに凛華に謝る賢ちゃん。 佑はその後ろで興味無さそうに大きな欠伸をしている。 まったくもう。人の気も知らないで。 佑なんて知らない。 「おーい。席付けー。」 チャイムと同時に教室に入ってきた担任。 私は軽く佑を睨んでから、自分の席についた。