キミと一緒なら




浩輔くんってこう見えても、頭はいいんだよね??


ま・・・いいんだけど・・・


「裕哉さぁ、すげぇ惚れてんだよな、陽菜ちゃんに!今まで女とまともに話したこともないやつがさ!もう驚いて驚いて!」


「そうなの!?」


私にはもったいないって・・・


「いつも惚気ばっかり聞かされてさ。学校に行けば、陽菜ちゃんの自慢ばっかりだよ?モテない俺からすれば辛い話」


浩輔くん、絶対モテると思ってたのに、なんか意外・・・


でも、鈍感で気づいてないだけか・・・


「はい、これ持って?」


ジュース2本を私の手に渡してきた。


「俺は、陽菜ちゃんと裕哉、お似合いだと思うけどなぁ・・・こんな可愛い子と一緒に住めるなんて、あいつは幸せ者だな?」


私は可愛くないって・・・


絶対、迷惑してるはずだよ?私が裕哉の家に住んでること。


いいよって言ってくれるのは、建前かもしれないじゃん・・・


「お待たせ〜!!ジュース買ってきた!」