「行くぞ!」
裕哉に引っ張られて、海の家へと向かった。
「遅せぇよ」
って、浩輔くんに言われちゃった。
でも、裕哉のせいだから、私は関係ない!
「とりあえず、座って座って!陽菜ちゃんも裕哉も!」
美羽ちゃんと浩輔くんが座っていたところへ腰を下ろした。
「なんか飲む?みんな」
「飲むー!」
えぇ!!
朝まで浩輔くんに敬語で喋っていたのに、タメ語になってた!!
今・・・
驚きすぎて、口が閉まらない・・・
「陽菜ちゃん、手伝って?」
「えっ??わかりました・・・」
浩輔くんに両手を顔の前で合わせて、私におねだりしてきた。
仕方なく行くことにしたけど・・・。
「敬語なんか使わねーでいいから!硬いの苦手だし、敬語なんか使わねーといけないほど偉くもないしな?」
「うん」



