「寝てていからな??」


「うん、ありがとう」


今日ははしゃぎすぎたし、眠たくなるのも当然か・・・


朝早くに起きて、ご飯まで作っててくれたんだもんな。


しばらくすると、横から心地よさそうな寝息が聞こえてきた。


── トンッ


陽菜の頭が俺の肩に乗っかった。


陽菜のシャンプーの匂いがふわっと鼻先をくすぐる。


やべぇー///


俺に体重をかけてるはずなのに全然重くねぇし・・・


心配になる。


最寄り駅に着いて、陽菜を起こして電車から降りた。


「・・・ごめん。もたれて・・・」


「いいよ」


「重かったよね・・・」


「全然!むしろ軽いから驚いた」


陽菜と肩を並べて、歩いて家まで帰った。