キミと一緒なら




「次どこ行くの??裕哉の好きなとこ行こ!」


「ん〜・・・じゃあ、お化け屋敷!」


「はあ!?」


「なに??」


「私、あ、あれ乗りたい!」


完璧スルーされたよな、今・・・。


すげぇ悲しいんですけど・・・


「だーめ!俺の好きなとこ行くんでしょ!」


俺の好きなとこはお化け屋敷だからな!


「行くぞ」


手はさすがに繋げねぇから、手首を掴んで歩き始めた。


だでも、陽菜は進もうとしてくれなくて、なかなか前に進まない。


本当は・・・さぁ、


「陽菜」


「怖かったら言ってもいいんだよ?」


「こ、ここ怖くないもん!」


「んじゃ、行くぞ!」


お化け屋敷の建物の前に10分くらい並んでやっと入れた。