☁︎︎*.陽菜 side ︎︎☁︎︎*.


あれから、1週間が経って、裕哉の家にも大分と住み慣れてきた。


親からの連絡も途絶えたし・・・


それはそれで、なんか寂しい気もするんだけど・・・これでいい。


学校が終わって、いつも通り裕哉が学校まで迎えに来てくれて、車に乗って家に着いた。


「なぁ、陽菜」


リビングにある机のそばに腰を下ろして、裕哉の声に耳を傾ける。


「・・・なに?」


「日曜日空いてる??」


「えっ・・・ま、まぁ・・・」


「よっしゃ!じゃあさ、



俺とデートして??」



「うん・・・って・・・ぇえーー!!」


で、デート??


は、恥ずかしながら、私・・・そういうの初めてなんですけど・・・。


「・・・いや」


「拒否られると、傷つくなぁ・・・」


即答じゃないだけマシでしょ!


「じゃーん!テーマパークのチケット」


「・・・うそ〜!!」


「行かねぇ??」


・・・せっかく誘ってくれてるんだし、断るのは可哀想だよね。