キミと一緒なら




最後の講義を受ける前に、ブーっという携帯のバイブの音が聞こえてきた。


陽菜からの初めてのメールが送られていた。


『今学校終わったよ?教室で待ってるから、着きそうだったら連絡して?講義頑張ってね! 陽菜より』


すごく嬉しくて、今絶対ニヤけてるよな、俺・・・


陽菜のメアドをなんとかアドレス帳に追加することが出来た。


次の講義なんか受けないで、今すぐ会いに行きたいな。


「ひ〜ろ〜や〜♪」


「それ辞めろ、気持ちわりぃ」


「ニヤけてるお前に言われたくねーよ!」


・・・やっぱりにやけてたんだな。


嬉しくて嬉しくて・・・


「次の講義受けるのか?」


「単位取るためになぁ」


「じゃあ、行こうぜ!」


浩輔も受けんのかよ。