キミと一緒なら




美羽ちゃんといっぱい話をした。


こんなにも色んな話をできるのは美羽ちゃんだけだからね。


\ブーブー/

携帯のバイブの音が聞こえて、携帯を開くと、新着メールが1件来ていた。


裕哉かな??


『もう着いたよ!校門前に止めてるから!』


っという短いメールなんだけど、こんなにもメールするのって温まるものなんだって知った。


まだ17時30分くらい。


もう少し遅くに帰るのかと思ってたけど案外早い。


「美羽ちゃん、帰ろう?」


「うん」


美羽ちゃんと一緒に教室から出て靴を履き替えて、校舎を出た。


「今井さん!これ返すの忘れてた!じゃあ、またな?」


息を切らしながら。私のところまで来て、ノートを渡して、走ってどこかに行ってしまった。


まぁ・・・いいか。


「じゃーね?美羽ちゃん!」


「ばいばい!また明日!」


裕哉の車の方に歩き進めた。


窓越しだけど、なんか不思議そうな感じの顔をしてる気がする。