食べ終わった食器を片付けて、テレビとかソファーの置いているリビングに行った。
「裕哉くん、食器までありがとね」
「いえいえ」
この家に入った時はちゃんと見てなかったけど、ものが少なく綺麗に整理整頓された家。
家は結構大きくて、家具も必要最低限のものしかないせいかすごく広く感じる。
棚に置かれている写真たては全部伏せてあった。
陽菜の家庭では色々あったことを悟っているように感じた。
「そうそう!今日、陽菜を呼んだのには理由があってさ」
さっきまでテレビをぼっと見ていた陽菜のお姉さんが口を開いた。
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