私の親とは違って・・・


裕哉なら・・・なんでも話せてなんでも聞いてくれるって思った。


「もっとぎゅってしてもいい?」


「なに?ほんと可愛すぎ。急に甘えるとか」



今までに出したことないような強さでぎゅっと裕哉を抱きしめた。


たくさん辛い思いばっかでいいことなんて何一つなかった私に色を与えてくれた人。


それは間違いなく裕哉。


全部が全部綺麗ってわけじゃないけど、私たちなりの色。


「私から離れないでね」