「俺は陽菜だけが好きだよ」



「信じられない!!」



陽菜は俺に力強い声でそう言い放つ。



「昨日、女の人と一緒にいたのはほんと。けど・・・けど何も無い」



陽菜は黙って俯いているだけ・・・。



「ただの仲のいい異性の友達って思ってた。でもそれは俺だけで・・・その人、俺に好きって告白してくれたんだ」



「・・・・・・っ」



「でも、断った。陽菜しか考えられないから・・・好きなのは陽菜だけだから」



こんなに近くで俺を・・・


俺だけを見てくれてる人がいたことに気づかなったんだ。



俺は何回傷付けて何回泣かせたのか
想像できない。