陽菜ちゃんを幸せにできる自信はあんたよりもある。


俺は決して傷つけたりしない。



「あんた他に好きなやついるんだろ?昨日も陽菜ちゃんよりもそっちを優先した」



「・・・違う。俺は陽菜だけが好きだ」



「じゃあなんで陽菜ちゃんじゃなくほかの女と一緒にいんだよ!意味わかんねぇ!」



俺は陽菜ちゃんが好きだけど、陽菜ちゃんが好きなのは俺じゃなく間違いなくこいつだ。



「好きなら手放すな!陽菜ちゃん泣かせたら許さねぇからな」


陽菜ちゃんには聞こえないような声でボソッとこの人に言った。