この人とあんまり関わってねぇし、年上っぽいし、あまりきつくは言えねぇけど・・・ 「あの、俺、前に言いましたよね?」 文化祭の時、たまたま見かけたこの人は確かいつも陽菜ちゃんを車で迎えに来てた人だって思って話しかけた。 『いま今井さん、あなたのせいで、苦しんでるんじゃないんですか?』 「今も同じ状況ですよ?」 苦しんでるのには間違いない・・・ 「陽菜ちゃんを振り回すなら俺が・・・陽菜ちゃんを守る!」