☁︎︎*. 陽菜 side ︎︎☁︎︎*.



走ってまた前と同じ建物の影に隠れてしゃがみ込んだ。



涙が溢れて止まらない。



私の心はあの時・・・



裕哉に初めて出会った頃と同じ雨模様・・・。




どうしてこんなにも辛いんだろ・・・



膝を抱えて顔を埋めてひたすら
泣き続けた。



それしかできなかった・・・。



裕哉は私じゃなくてあの女の人が好きなんだよね??



私の事騙してた??


好きなんて言葉は全部嘘で、私を弄んでただけなの??



裕哉の考えてることがわかんないよ・・・