「ちょっとすみません・・・」
聞き覚えのある声が聞こえてきた。
男の人たちの間から出てきたのは、美羽ちゃんだった。
「陽菜、ちょっと来て?」
美羽ちゃんに腕を掴まれて来たのは、あるテーブルの前。
「・・・えっ、裕哉??」
私は目を疑った・・・。
そこには、浩輔くんと・・・裕哉がいたから。
なんで・・・なんでいるの?
会いたかった。
そう思っていたはずだけど、実際に会うと、気まづくて・・・
会いたくなかったって思ってしまう。
「帰るっ!」
はあ・・・
私って最低だし、本当に可愛げが無い。
裕哉に背を向けたあと、再びチラシ配りに戻った。
あともう少しでシフトが終わる。



