「何かあったら、絶対に話すんだよ?私は迷惑だなんて思わない!だって、陽菜の親友だから!」


「うん」


「私は少しでもいいから陽菜の力になりたいの!」


「うん」


その言葉がすごく嬉しかった。


家に帰れば、誰もいなくて1人だけど・・・


ここには美羽ちゃんがいる。


だから、私は1人なんかじゃなかったってことに気付かされた。


「陽菜が落ち着くまでここにいる!」


「ありがとう」


やっぱり、私にとっては美羽ちゃんはなくてはならない存在!


美羽ちゃんに話すとスッキリした。


今までずっと1人で溜め込んでいたから・・・。


もう1ヶ月経つのに、一人きりの家には全然慣れないし・・・


まだまだ時間がかかるかもしれないけど、


一歩一歩少しずつでもいいから、慣れていこうと思った。


いつまでも、裕哉のことを考えてはいられないから。


って思ったのに・・・