☁︎︎*. 裕哉 side ︎︎☁︎︎*.
K大学に通うごく普通の大学生。
高校3年の時に、死ぬ気で勉強して、なんとかK大学に受かった。
でも、成績だけは、トップではないけど、上位にはいる。
「ひ・ろ・やー♪」
「なんだよ、気持ち悪い」
こいつは俺の親友の的場 浩輔(まとば こうすけ)。
何かと俺にとっての唯一の大親友。
「今日雨だから送ってよ」
「無理。自分で免許取りに行けよ」
俺は車を持ってる。
だから、浩輔が俺にハイヤーしろってうるさくて・・・
特に雨の日なんかは・・・
「ってか、まだ帰らねーの?」
「あぁ、講義あるからな?」
「まだ受けんの??」
「単位ギリギリなんだわ・・・」
テストでいい点が取れても、俺には単位がないんだよな。
それはまずいから、今必死に取り返してて、最近は帰りが遅い。



