駅に着いた。
「陽菜のことでまた悩んでたら言って?何にもしてあげられないかもしれないけど、話を聞くことは出来るから」
「サンキュー。ありがとうな?」
「こちらこそ!ケーキありがとう!じゃ、またね!」
「ああ」
梅原が車から降りて、改札内に入っていったのを確認してから、家へと向かった。
相変わらずしーんと静まり返る部屋。
夜に陽菜がいないと眠れないくらい、俺の中では存在が大きくなった。
毎日過ごしていく中で、陽菜のことを忘れた時間なんて、1秒もない。
朝、時々陽菜が作ってくれてたんだけど、それももうないし・・・
俺が作った料理を食べて、喜んで笑顔で食べてくれることももうないんだよな。
俺は、その嬉しそうな陽菜の笑顔が好きなのにな・・・。



