☁︎︎*. 裕哉 side ︎︎☁︎︎*.



陽菜が俺の家から出てしまってもう1週間が経った。


陽菜がいた頃と比べて、今は1人で過ごす部屋の中では寂しく思う。


すごく楽しかったんだ・・・。


「おい、裕哉」


「・・・んだよ」


「別にお前のこと嫌いになったわけじゃねーんだろ?」


「そうだけど・・・」


「だったら気にすることねぇって」


俺は陽菜がいないとダメなんだ・・・。


ベットに入っても、陽菜がいないと眠れない。

どんなに頑張っても・・・。


家庭環境が複雑だって聞いてたから余計に心配だし・・・。


「そうだよ!裕哉くん!」


「雨宮・・・」


朝早い講義に雨宮が来るなんて珍しいな・・・。


陽菜に出会う前の日常に戻っただけ・・・。


そう思いたいけど・・・思えば思うほど辛くなる。


「よし!裕哉!合コン行くぞ!」