それ以来、私が見えてる世界に色はなく、モノクロの世界に変わった。 色をつけようとどんなに頑張ってもダメだった。 裕哉に出会って、少しずつだけど色づき始めたのに・・・。 神様はとことん私に意地悪だ。 もし、今お母さんのもとにも帰っても、暴力を受けるかもしれないのに・・・。 こんなに苦しい思いをするなら死んでしまいたいと強く思うこともあったくらいなのに・・・。