「出会ってもう、4ヶ月くらい?」
「そうだな」
思い返してみれば、陽菜と出会って、もう4ヶ月が経つのか・・・
早いなぁ・・・。
雨の中出会った日のことを今でも鮮明に覚えている。
その時に一目惚れしたんだよな、俺・・・。
「でも、ありえない出会い方だよね」
「そうか?」
「うん。しかも、裕哉くんが一目惚れって珍しいからねぇ」
「そうだよなぁ」
俺自身もすげぇ驚いている。
まさか、女とあまり関わろうとしない俺が一目惚れするなんて思ってもなかったから・・・
陽菜は、俺にとって特別な存在なんだよな、きっと・・・。
「一途だなぁ〜、裕哉くんは」
「ベタ惚れなんだよな、あいつに」
「幸せそうだね?」
「当たり前だろ?」
毎日毎日、好きな人と一緒に住んで、朝も一緒に登校できるし、ご飯だって食べれるんだし・・・
陽菜の顔を浮かべるだけで、顔がゆるむ。
雨宮が無理して笑っていることも知らずに・・・。



