ペロリ、下唇を舐める そして杏莉は、どうやって手に入れたかわからないお姫様の写真を眺めて 再度、つぶやいた 「…アレに、きーめたっ」 冷淡な笑み 人気者の杏莉とは思えない笑み 「…ふふっ、計画を念入りに立てなきゃ」 杏莉は楽しみでしょうがないといった表情を浮かべる それからの杏莉は早かった さすが完璧人間と言うべきか… 「…明日から楽しみね」