「杏莉!数学のノート見せて!」



「俺も俺も!」





杏莉は頭の出来も良く、周りからとてつもない信頼を得ていた



それさえも鬱陶しい




「またやってないのみんな!悪い子!」



と、ふざけて返す自分も鬱陶しい






自惚れではなく、杏莉は自覚してしまう程完璧だった