「さて、帰るか。って俺着替えてこねえと。」
そう言って図書室を後にしようとする茅野くん。
待って、言わないと。ちゃんと……。
「あ、あの!」
今はふたりきり。
周りの人はいない。
「ん?」
言えるかもしれない。
今なら、ちゃんと言える気がする。
「ま、毎週火曜日の放課後……委員会。」
ずっと言えなかったもやもやを吐きだす。
言った、ちゃんと。
伝えられた。
「おう。」
太陽みたいな笑顔で茅野くんはそういった。
あの時の。
あの時の笑顔にそっくりだ。
どくんどくん、心臓が脈打つ。
真っ暗な世界、本で囲まれた空間に。
太陽のような笑みを浮かべた好きな人。
放課後の、学校生活の一ページ。
私の胸に刻まれた特別な時間。
好きな人と、会話をした初めての日。
また一歩、君を好きになる。
そう言って図書室を後にしようとする茅野くん。
待って、言わないと。ちゃんと……。
「あ、あの!」
今はふたりきり。
周りの人はいない。
「ん?」
言えるかもしれない。
今なら、ちゃんと言える気がする。
「ま、毎週火曜日の放課後……委員会。」
ずっと言えなかったもやもやを吐きだす。
言った、ちゃんと。
伝えられた。
「おう。」
太陽みたいな笑顔で茅野くんはそういった。
あの時の。
あの時の笑顔にそっくりだ。
どくんどくん、心臓が脈打つ。
真っ暗な世界、本で囲まれた空間に。
太陽のような笑みを浮かべた好きな人。
放課後の、学校生活の一ページ。
私の胸に刻まれた特別な時間。
好きな人と、会話をした初めての日。
また一歩、君を好きになる。