「りんちゃん、あーちゃん」

ドキドキしながら名前を呼ぶといつもと同じように笑顔で振り返ってくれた

「私ね、あのね、、」

ふいに涙をこぼしてしまう。

「ええー!どうしたの??」

「私らなんかしたって!?」

この優しさに甘えてしまう自分がいる

「私、高野くんが好き」

「ごめんね、でももうこの気持ち隠せなくて、、」

2人の反応が怖いからつい、早口になってしまう。

「だからあの、、これからも、仲良くしよ、、」

2人は笑った。というか笑われた。

「だと思ったよ〜!笑」

「私たち親友だから好みも一緒だよね〜笑」

嘘だ、、笑えるわけないよね…

「っていうのは嘘だよ」

りんちゃんがいう言葉にドキッとしてしまう。

「なんで言ってくんなかったの?」

その言葉はひどく冷たかった

「ねぇ、、夏芽…。」

「ごめんね。ほんとに」

なんで、、なんでりんちゃんが謝るの??

「2人とももういいじゃん。好きな人がかぶっちゃったくらい」

あーちゃんは落ち着かせてくれるが、私はその優しさに泣いてしまう

「2人ともごめん、、ね。」

奏太のおかげで全てが楽になった。

「…もういっか!!」

??

「もういいよ〜!そうだよね!所詮好きな人がかぶるくらい!」

りんちゃん…。

「私たちの仲はかわんないよね〜笑」

素直な笑顔につられて私まで笑顔になり…

「えへへ!ありがとう」


奏太も!ありがとね!!
奏太の方に向かって笑顔を作ると奏太は笑顔を交わしてくれた

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