「やだあ~ッ、やだやだやだやだあぁああぁあ、行きたい~ッ!!!!何で駄目なの~ッ」
「ルルアン!やめろ、壊れる!!アレン様が駄目だって言ったんだ、だから駄目!!」
マケドニスは一生懸命暴れるルルアンを宥めていた。
ルルは床に寝そべりながら、その様子を眺めている。
何となく面白くなってアレンは扉の隙間から見て何も言わなかった。
「何でアレンなんだよぅ!僕はレイお姉ちゃんと行きたいって言ったんだぁ~ッ!!」
「レイ様はお忙しいからだ!それにアレン様は勇者だぞ!!呼び捨てにするな!!」
「勇者って何だよ!レイお姉ちゃんと行きたいぃい~ッ!!」
「勇者ってのは国王!お・う・さ・ま!!」
「へっ!?」
ルルアンは目をぱちくりと瞬いて停止した。
「わかったか!国で一番強いお方だ!!」
マケドニスの言葉にルルアンは眉を潜めた。


