「やっとレイらしくなった♪ね、一緒に部屋まで行ってあげる。行こッ!」 その言葉にレイはきょとんとする。 「えっ?イルここに用があったんじゃ…」 「ちょっとアレン見ようかなって思っただけッ。さ、行きましょぉーッ♪」 ちょっと遠慮するレイの手をガシッと掴むと、イルは元気よく歩き出した。 手を引かれているレイは従う他ない。 彼女がちらっと、治療室を振り返った時だった。 「…キャアアアァア!」 その、治療室から。 ────甲高い女の悲鳴が城に響いた。