─────憎い。



悲しい、辛い、


悔しい、憎い。




それがあの頃の、


自分の全て。





それを圧し殺して、隠して。


自然とできた表と裏。




どれだけ泣いても


どれだけ想っても


どれだけ愛していても



亡くなった人は戻らない。



何をしたとしても──…・・





護るべきものに護られて


護るべき愛する人を失った




だから俺は捨てたんだ





愛する人の死の原因の、自分自身──“僕”を、捨てたんだ……。






そんな俺を変えてくれた、


大切な仲間たち。



そして愛してくれた、


今では一番大切な彼女。






────愛してる。





だから、いなくならないで。



もう、なくしたくない。










大切なものも、自分自身も─────…・・