「アレン!」 シルラよりも先に、レイが歓喜の声をあげる。 アレンはそのレイの声に、医務室の入り口の方向を見た。 「…レイ…?」 少し霞んだ視界には、確かに一番大切な人が映っていた。 レイが駆け寄ってくる。 アレンも重い身体を起こしてベッドを降りた。 レイのところへ行こうとする。 が………。 「…アレン様っ」 シルラの声がした。 それと同時に腕をぐいっと引っ張られる。 ふらついたアレンは腕を引いた張本人に支えられ──── シルラは今度は、アレンの唇にキスをした。