レヴィオルストーリー2


「……何かしら」


険しい顔付きになったレイも外を凝視しはじめた。




すると。





──────ドォン!





「!!」



庭園の城の玄関に近いところ。



そこで爆発が起こった。






「え!?何だ今の音!」


コニスとシリティーも窓に駆け寄る。

フェニスは突然のことに驚き、シルラは突っ立ったまま。




アレンは剣を取ると直ぐ様駆け出し、廊下に飛び出た。


すると向こうからマケドニスが走って来ている。



「マケドニス!今のは!?」


「敵襲です!敵が城にいます…おそらくダルヌクの連中が。
イル様とギルク様がそれに応戦していますから、それでしょう。

それから、ルティさんから連絡です。海に怪しい軍艦が現れた、と…。」


一気に言ったマケドニスは、かなり急いだのか息を切らしていた。


アレンは顔をしかめると、いつのまに…と呟く。


が、すぐに顔を上げてマケドニスに命令した。