「えぇええぇッ、予想外~!!」
めちゃくちゃ緊張していたイルは叫びながらビクッと飛び跳ねた。
そんなイルを扉の隙間から怪訝そうに見るのは……、
「…なぁんだ、ルルアンかぁ。」
そう、エルフの少年ルルアン。
とんだ見当違いにイルは溜め息をついた。
「イル?どぉしたの?」
「あ、そうだったッ。アレン知らなぁい??」
「アレン?知らない~」
ルルアンはきょとんとして言う。
そっかぁ、と呟いて、イルはそこを立ち去ろうとした。
が、ちょっと気になって振り返る。
「ルルアン、そんなとこで何してるの?空き部屋だよね、そこ。」
するとルルアンはドキーン!と効果音が付き添うな勢いのリアクションをした。
かなり大袈裟だ。


