怒鳴るアレンにクウェンナは余裕な態度を示す。
一方アレンは、強く出ながらも怯えた様子だ。
はじめてアレンが怯えるのを見たギルクは、怪訝そうに眉間にシワを寄せた。
「アレン、俺のこと覚えてたんだね」
「………っ」
「そんな目で見るなよ。大切なこと教えてやったんだから。」
「教えてなんか…」
「教えた。裏切られる気分はどうだった?
城にもそういうの、いるんじゃないか?
お前がどんだけ信用してても、人間なんてあの人らみたいに…」
続くクウェンナの言葉にアレンは目を見開いた。
表情が歪む。
「…………っうるさい!」
ほぼ叫んだアレンは、クウェンナを思いきり突き飛ばすと駆け出した。
「アレン!」
慌ててイルが追いかける。
「おい、お前!」
ギルクは尻もちをついて地面に座るクウェンナの胸ぐらを掴んだ。


