「………………あれ?」 マケドニスは辺りを見回した。 「…………………。」 痛い沈黙が訪れた。 「…はぁ…」 しばらくして溜め息をつき、額に手を宛てたアレンは目を瞑った。 「アレン様?」 「…ちょっと黙ってて」 静かに神経を研ぎ澄ますアレンにマケドニスは緊張して固まる。 アレンはルルアンの気配を探していた。 (そんなに遠くにはいないだろ…) そしてその通り、すぐ近くにこの数時間で何となく感覚を掴んだルルアンの気配があった。 「…こっちだ」 マケドニスを後ろに従え、アレンは歩き出した。