レヴィオルストーリー2


「どうしたの、こんなに痩せて…」

もともと細かったセレナは更に細くなり、健康状態が少しばかり悪そう。


セレナは無言で微笑むだけだった。


そこに使用人がやって来て、飲み物を出す。

考古学者のメンバー達は、家族の邪魔をしたら悪いからと隣の別の応接間に移ってくれた。


「…俺もちょっとあっちに移ってる。二人でゆっくり話してて。」

レイの頭を撫でていたロンも、そう言って二人を残して出て行く。


母と二人っきりになったレイはその隣にちょこんと座った。


母を見つめ、遠慮がちに口を開く。



「…お母さん、ほんとにどうしたの?どこか悪いの?病気なの??」

心配そうなレイの声に、セレナは顔に貼り付けた微笑みを消した。


「…病気、なのかしらね。お父さんが亡くなってから、食欲が出ないのよ。」

ポツリと、呟く。

レイはそんなセレナを見て表情を悲しげに歪めた。